なぜ社会人は運動する時間がないのか
社会人になると、仕事・通勤・家事などで1日があっという間に過ぎてしまい、「運動をしたいけど時間がない」と感じる方が多いですよね…
実際、私自身も新卒でマーケティング関連の会社に勤めてフルタイムで働き始めたとき、「いつどうやって時間作ればいいんだ?」と思ったのを覚えており、運動時間を確保するのに悩みました。
特に選手として、支援してくれている方々に恩を返す意味でも、良い成績を残すために運動する時間をしっかりと取らなければなりませんでした。
しかし…
- ジムに行かなければいけない
- 1時間は確保しなきゃ
- 今日はもう仕事で疲れた…
と、ハードルが上がったり、気持ち的に結局続かない日々が続きました…
たぶん、これを読んでいる方々も似た経験はあるのではないでしょうか。
1日5分からでも始められる運動の工夫
ポイントは「短時間でできる運動を生活に埋め込む」ことです。私が取り入れて効果を実感した方法を紹介します。
- 通勤中での工夫 →駅では必ず階段を使う
- お風呂前の習慣 →お風呂に入る前に腹筋と腕立てを5分だけやる
- お買い物中 →カートを使わずに、買い物カゴで買い物をする
など、これなら「時間がない」と感じても”数秒だけ”だったり、”やらなければならない窮屈感”もなくできると思うので、毎日続けられる”習慣”も身につきます。
運動と仕事のパフォーマンスの関係
実は、短時間の運動でも仕事のパフォーマンスに良い影響があることが研究で示されています。
【神戸大学の研究】20分間の運動で記憶力が8週間後も効果が続くととされています。
20分間の運動で記憶力アップ!8週間後も効果が続く! | 神戸大学ニュースサイト大学院人間発達環境学研究科 石原暢准教授は北海道教育大学の森田憲輝教授らとの共同研究において、記憶学習前に中強度の運動をすると少なくとも8週間は長期記憶が強化されることを明らかにしました。
【スポーツ庁】うつ症状へのリスク低下(1日20分程度の早歩き)や肥満の予防。また、主観的健康感の向上がみられています。
https://www.mext.go.jp/sports/content/250630-spt_kensport01-000013744_03.pdf
つまり、長時間の運動をしなくても、日常の中に少し運動を取り入れるだけで「記憶力継続」「ストレス軽減」などといった効果が期待できます。
私が実践している「5分の習慣」
私自身も社会人になってから、次のような「5分の運動習慣」を取り入れています。
- お風呂に入る前に、腹筋と腕立てを5分やる
- エスカレーターやエレベーターではなく階段を使う
- 通勤の往復は早歩きで有酸素運動
これだけでも毎日続けることで、「毎日できるんだ!」という自己肯定感も出てくるようにもなりました。
また、毎日5分ができるようになると、10分・30分と時間を伸ばしてもできるようになり、今では毎日5分の軽い運動に加えて、週3回程度の1~2時間ジムやランニングなど、気後れすることなくできています。
運動習慣を続けるための工夫
まずは「1分でもやってみる」という、すぐにできる小さなことを続けることから始めてみましょう!
特に以下の3つを意識すると、「これくらいならできるかな…」と続けられるようになりました。
- 始めるハードルを下げる:着替え不要、道具不要の運動から始める
例)その場でスクワットを10回やる - タイミングを決める:朝起きたら必ず1分運動など、ルーティン化
例)汗かくからお風呂に入る直前にやる - 小さな達成感を積み重ねる:「今日は5分できた」と記録して可視化
例)メモ帳に☆マークをつける
など、最初は「やること」を目的に始めてみるのが良いと思います!
まとめ:忙しい社会人こそ運動で差がつく
「社会人で時間がないから運動ができない」という悩みは、実はちょっとした工夫で解決できます!
研究結果からもわかるように、短時間の運動でも記憶力の延伸や、気持ち的にも良くなったりなどの効果も期待できます。
私自身も「まずは毎日5分」というところから始めて、徐々に時間を伸ばしたり、運動強度を上げたりすることで、最終的に社会人でありながら選手として活動し、学生の頃なし得なかった国体で入賞することもできました!
ぜひこの機会に、「少しでもやる」と決めてやってみましょう!
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